井戸水ってどんな水なんだ?と思ったので調べてみました。
井戸水とは
井戸水は、地下水を汲み上げた水。雨水が土に染み込み、土壌を通りながら不純物を濾過し、岩石などに含まれる成分を溶かしこみながら地下水となっていく。その地下水を汲み上げるために、井戸を掘って揚水ポンプを設置する。地下水を汲み上げたものを「井戸水」という。
井戸水の安全性
井戸水は水質検査が義務付けられていない。自治体によって「定期的な水質検査をしましょう」というメッセージを発信していることもあるが、自己責任で使用することが求められる。
水道水は水道法という法律によって水質レベルが厳しく管理されているため、品質が保証されているという意味では安全なのは水道水の方。井戸水は綺麗というイメージもあるが、地下水は一度汚染されると簡単には浄化されないため、定期的な水質検査で汚染水使用のトラブルを未然に防ぎたい。
井戸水の良い点
- 水温が安定している
- 地下水には恒温性があり、夏は冷たく冬は温かい
- 送水エネルギーがかからない
- 災害の影響を受けづらい
- 水道代がかからない
- カルキの匂いがしない
井戸水の種類
井戸には「浅井戸水」と「深井戸水」がある。しかし、単に深さによって区別されているわけではない。
浅井戸水
浅井戸とは、自由水面を有し第一不透水層に達するまでの井戸。多くの場合8m~10mの深さ。浅井戸水は農耕、工業、生活用水として使われる。地震などの影響で水質が変化しやすいため、飲用には適していない。
深井戸水
深井戸は第一不透水層以下の水を集水する井戸。多くの場合20m~30mの深さ。土や岩によって不純物が濾過されているため、浅井戸水よりも安全。飲用に使うことができる。
井戸水はおいしいというけれど
井戸水がおいしいと言うのは、ミネラルを含んでいるからとか、自然に濾過されたからとか、あとは自然の仕組みの中で温度が保たれている水だから、ということで、あまり根拠があるわけではないのかも。あと、水道水にもミネラルは含まれているので。